後悔しない土地探しのコツ4選!理想の土地を選ぶ方法

注文住宅

注文住宅を建てるために

土地を購入したいけど…
どうやって探せばいいかわかりません。

てらまゆ
てらまゆ

土地探しを効率よく行うための
コツがいくつかあります!

理想の土地を見つける方法をご紹介します!

土地探しの前に決めておくこと


最初に、土地を探す前の下準備をしましょう。
下準備とは土地の希望条件を家族間で話し合い、土地探しの軸を決めます。
土地を決める際の判断軸となるので、具体的に探し始める前に話しましょう。


土地のエリアと予算を決める

土地を選ぶのに一番重要な条件は「エリアと予算」です。
まずここが明確に決まっていないと、
希望の土地を見つけても、土地を購入する決断ができません。

希望エリアの決め方

住みたい希望エリアを決めましょう。
エリア決定の主な要件は、以下の3つになります。

通勤や通学の方法・所要時間・利便性
実家や親族の所在地との距離
・生活する上での周辺環境


3つの要件のバランスを取りつつ、希望エリアを決める場合が多いです。
このとき、希望エリアを1つに絞るのではなく、
出来る限り複数のエリアを候補に残しましょう。
エリアによっては、ほとんど住宅用地が売りに出ていない可能性があるためです。

てらまゆ
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「市街化調整区域」など、
原則として建物を建てられない区域が多いエリアもあります。
エリアを狭めてしまうと、土地探しに行きづまりやすいので
最初は幅を持たせて考えておきましょう。


土地の予算の決め方

次に土地の予算を決めておきます。
注文住宅を建てるのならば、土地+建物の総予算で考えなければなりません。
住宅ローンのシュミレーションをして、総予算のうち土地でいくら使えるかを考えます。

例)住宅ローン4500万円借りられるとしたら
  土地 1500万円 建物 3000万円 →〇 ある程度建築会社選べそう
  土地 2000万円 建物 2500万円 →△ 建築会社の幅がやや狭まる
  土地 2500万円 建物 2000万円 →✕ ローコスト住宅になってしまう


上記の総予算4500万円の場合、
注文住宅を建てるには、土地の価格を~1500万円前後、
最低でも~2000万円以内には抑えたいと考えられます。

土地にあてられる予算がわかれば、
希望エリアで予算内の土地が買えそうか検討したいところですが、
土地の相場価格を個人で調べるのは面倒です。

そこで、土地の相場価格や坪単価を調べるには、
「HOME4U 家づくりのとびら」の「土地の相場検索ツール」を活用してください。
会員登録は無料で、エリア別、沿線別で土地の価格相場を検索できます。



土地の希望条件を考える

エリア・予算以外にも土地を購入するにあたり、
外せない希望条件があれば家族間で確認しておきましょう。

例)・角地がいい
  ・道路は南向きがいい
  ・平屋を建てられる広さ
  ・必要な駐車場の広さ (普通車2台分など)
  ・欲しい庭の広さ (BBQ・プール・ガーデニングなど) など

土地を探す4つの方法とそれぞれのメリットデメリット


土地の希望条件が決まったら、実際に土地を探していきます。
土地を探す主な方法は4つです。
それぞれのメリット・デメリットをご紹介するので、自分に合う方法で探していきましょう。


インターネット・土地検索サイト

不動産ポータルサイトや不動産会社のホームページなど
インターネットで売り土地の情報を調べられます。

希望条件を入力するだけで簡単に検索できるため、
空き時間など思い立ったらすぐにアクションを起こせます

情報の更新頻度によっては、掲載情報が最新でない場合があります。
土地に申し込みが入ったり、契約されたりしても、
インターネット上の掲載内容に反映されるまでにラグがあるからです。
そのため土地を見つけても、既に売却済みになっていることがあります。
希望の土地を見つけたら、即日不動産会社に問い合わせるようにしましょう。



不動産会社に依頼する

希望エリアにある不動産会社に足を運び、
希望条件を伝えて土地を探しを依頼できます。

地域に根強い不動産会社であれば、地域の雰囲気や治安、周辺環境など、
個人で調べきれない情報を教えてもらえる可能性があります。

また、ネットに掲載されていない未公開物件があれば紹介してもらえます。
特に条件のいい土地は、情報がアップされる前に売り切れることが多いです。
未公開物件を先に紹介してもらえると、土地探しを有利に進められます。

実際に足を運ばなければいけないので手間がかかります。
それゆえに信頼できる不動産会社かどうか見極めなければ、無駄足を踏むことも。
不動産会社が売りたい土地でなく、希望条件を汲んだ土地を紹介してくれる会社に依頼しましょう。



ハウスメーカー他建築会社に依頼する

分譲や建売、建築条件付き土地など販売目的の土地を保有しているハウスメーカーがあります。
不動産会社同様、情報を出していない未公開物件を持っている可能性もあります。
建てたいハウスメーカーがある程度決まっていれば、ぜひ土地探しを依頼しましょう。

建てたいハウスメーカーに土地を探してもらうと同時に、
見つかった候補地に合わせた間取りも作成できるので、
建築費の総予算をすぐに算出でき、効率よく家づくりを進められます。
また土地と建物の窓口が一つの会社にまとまるため、労力を減らせます。

ハウスメーカーに土地探しを依頼し、紹介してくれた土地を気に入ったら、
当然そのメーカーに家の建築を依頼しなければなりません。
そのため安易に土地探しを依頼するのではなく、
あらかじめ「どんな家を建ててくれるのか」をしっかり理解しておきましょう。



現場に足を運ぶ

住みたいエリアが決まっており、近くにあれば、
現地に自ら足を運び「売却中」の看板が出ている土地を探してみましょう。

土地を探すと同時に、そのエリアの周辺環境を調べられます
生活に支障が出そうな騒音やニオイが無いか確認することが可能です。
また情報が公開されていない、未公開物件が見つかる可能性もあります。
インターネット上で見つけた土地も、現地を実際見てみると全く印象が異なることもあるので、
現地を見てみるのもオススメです。

実際に足を運んでも、いい土地が見つかるかは運次第です。
時間・手間がかかるため効率的な方法とは言えません。
足で探すだけでは情報量が少ないため、
ある程度他の3つの方法を試してから、または他の方法と同時に進めましょう。

土地探しのコツ4選!


「土地は水物」とはよく言ったもので、売り土地は水が流れるように動きが速いです。
昨日まであった物件が、今日別の人から申し込みが入るなんてことはざらにあります。
いかに効率よくスピーディーに行動するかが大切です。


①土地探しの期間を決める

エリアによって、住宅用地がなかなか売りに出されない場所もあります。
わずかな望みをかけて情報が出てくるまで何年もかけて探すのではなく、短期集中で探しましょう。
目安は希望エリアをある程度決めてから2カ月です。
2カ月間全く見つからなければ、エリアなどの希望条件を一から見直します。


②希望条件にこだわりすぎない

希望条件がいくつかあり、すべてを満たそうとすると土地はいつまで経っても決まりません。
例えば3つ条件があるうちの2つを満たしていればOKとしましょう。

ただし通勤や通学時間・周辺環境については決して妥協しないようにしてください。
毎日の生活に密接にかかわり、不便さを感じるとストレスのもとになりそうな要因は
妥協すると後悔してしまいます。
後ほど紹介する「土地決定時のチェックポイント」を必ず確認しましょう。


③建てたい建築会社に早めに依頼する

注文住宅を建てる際には土地探しと建築会社選びを同時進行で行うのが理想です。
土地だけを先行で探すと、その土地で理想の住宅が建てられるかわからないですし、
建物だけを先行で探すと、理想の住宅を建てられる土地が見つけられるかわかりません。
土地と建物をセットで同時に検討していくと、効率よく家づくりが進められます。

そのためには、自分で土地探しを能動的に行いつつ、
ハウスメーカーなどの建築会社にも土地探しのサポートを依頼するのがベストです。
候補の土地で理想の家が建つか、プロに早めのジャッジをしてもらえます。

ただ、ハウスメーカーをはじめとする建築会社は、当然家を売るのが目的で土地探しをサポートしてくれます。
建築会社は家づくり以外の労力を要することになるため、冷やかし客だと思われないよう、
家づくりに対する本気度を伝えなければいけません。
「土地が決まり次第、〇月までに〇万円の予算で家を建てたい」と先方に伝えられるよう、
建築も依頼したい会社に、具体的なプランを提示しましょう。


④早い行動と判断を心がける

候補地が見つかったら、即時に現地へ足を運び周辺環境を含めチェックします。
良いと感じたらすぐに購入の申し込みをしましょう。

申し込みは売主に対して購入したいという意思表示になります。
原則は先着順で、1番最初に申し込みをした人が優先的に購入できるため、
先を越されて後悔しないよう、なるべく早く行動・決断することが大切です。

申し込みだけで土地の売買契約が成立するわけではありませんが、
申し込み後にキャンセルをすると、売買契約の準備に入った不動産会社に迷惑がかかります。
「購入するかわからないけどキープ」ぐらいの気持ちで、申し込みはできないのを覚えておいてください。

土地決定時の5つのチェックポイント


いざ土地を決定する前に、以下のチェックポイントを必ず確認してください。
土地の追加工事に関わる項目もあるため、
土地の状況によっては、売主に支払う価格に加えて追加費用が必要になるケースもあります。
不動産会社や建築会社の担当者に確認したり、
現地に足を運んで確認したりして、購入後の後悔が無いようにしましょう。


周辺環境

土地を決める際は必ず現地に足を運び、周辺の環境をチェックしておきましょう。
最寄り駅や商業施設、病院までの距離はもちろんのこと、
近隣トラブルに悩まされないよう、以下の項目を確認してください。

・繁華街など治安の悪いエリアはないか
・最寄駅から自宅まで街灯があり明るいか
・主要道路が近くにあるなど、騒音はないか
・工場や農場など異臭を発するところはないか
・用水路や森林が近くにあるなど、虫・動物のトラブルはないか
・隣接する建物・住宅によって日当たり・風通しが遮られないか

すべてのトラブルを想定して下見をするのは不可能ですが、
昼と夜の2回様子を見るなど念入りに確認しておきましょう。



面積・形状・高低差

面積が同じ土地でも、間口の広さや奥行きがどのくらいあるかなど、
土地の形状によって建てられる建物は変わってきます。
その土地に理想の家が建てられそうか建築会社の担当者に相談したうえで最終決定しましょう。

また敷地内の高低差や道路との高低差を見て、排水に問題がなさそうか確認してください。
周囲よりも低かったり、川が近かったりする土地は浸水被害を受けるかもしれません。



境界

境界線が明確でない土地は、購入後に隣地の所有者とトラブルに発展するおそれがあります。
現地で境界杭がきちんと打たれているか、確定測量図があるか確認してください。

垣根・塀・柵などがある場合は、どちらの所有物であるか確認しておきましょう。
また、隣地から越境しているものがあれば、どうするべきか売主に相談します。

境界が確定していない場合は、売主と隣地の所有者とで境界を確定してもらいましょう。
測量図がない場合は、売買にあたり土地の測量が必要となり、
数十万円の測量費用がかかるケースがあります。
その場合、隣地所有者に境界について同意を得る必要があるため、数か月かかる可能性があります。



インフラ・障害物

上水道・下水道・都市ガスの埋設管が土地の前面道路に埋設されているか不動産会社に確認してください。
土地の前まで埋設管が来ていない場合は、
配管の引き込み工事費用や浄化槽を設置する費用がかかったり、利用できなかったりもします。

また建築するときや車が出入りする際、邪魔になりそうなものがないか確認しておきましょう。
よくあるのは以下のケースです。

・電柱が邪魔なところにある → 電力会社に移設してもらえないか
・よう壁がある → 強度等が問題なくそのまま利用できるか



地盤・災害リスク

土地の地盤が弱いと建築前の「地盤改良費用」が50万~200万円程かかる可能性があります。
住宅用地に整備する前は元々田んぼであったなど、地盤が軟弱でなさそうか建設会社に相談してみましょう。

ハウスメーカーで建築するとなると地盤調査を行い、その結果によって地盤改良が必要か決まります。
土地購入前には地盤改良工事を避けられるか判断はできません。
地盤改良が必要になるケースがあるとの心づもりをしておきましょう。

また、災害リスクの有無を市町村のハザードマップ確認しておきましょう。
不動産会社に過去の液状化現象や、大雨による冠水被害の有無についても聞いておくと安心です。
土地の売買契約前に行なわれる重要事項説明でもハザードマップについて説明はありますが、
土地購入前に必ず自身で調べておきましょう。

まとめ

「土地探しを効率よく行う」をテーマに土地の条件の決め方や探し方とコツ、
土地を決める際のチェックポイントなどをご紹介してきました。
「良い土地の探し方がわからない」という悩みを解消できていれば幸いです。

最後にこの記事でご紹介した内容をまとめます。

<土地探しのコツ>

【エリア・予算・希望条件】
 土地探しを始める前に、建てたいエリアを決めて、
 エリアの土地相場価格をもとに
 家づくり総予算内で、土地だけの予算を決める。
 土地の希望条件も併せて考えておく。

【土地探しの方法】→自分に合った方法を選ぶ
 ・インターネット・土地検索サイトで検索
  空き時間ですぐに行動に移せるが、情報の更新ラグがある。

 ・不動産会社に依頼
  地域の情報や、未公開物件の情報が手に入る可能性あり。
  ただ、こちらの希望条件を汲んで親身に探してくれるかは見極めが必要。

 ・ハウスメーカーや建築会社に依頼
  自社で家を建てる前提で土地を探すので、
  家のプラン作成と同時に建てたい家にあった土地を探してくれる。
  希望の土地が見つかったら、当然その会社で建てなければならない。
 
 ・現地に足を運ぶ
  土地の周辺環境を現地で確認できるが、労力がかかる。

【土地探しのコツ4選】
 ・土地探しの期間を決める
  土地がないエリアは探してもないので、2カ月探してなかったら
  エリアなど条件を見直す。

 ・希望条件にこだわりすぎない
  すべての希望条件を満たす物件はなかなか無い。
  通勤時間や周辺環境など、妥協してはいけないポイントは抑える。

 ・建てたい建築会社に早めに依頼する
  土地と建物のプラン作成は同時に行う。
  いい土地を見つけたときに、建てたい家が建てられるか
  プロに判断して、土地の最終決定を行いたいため。

 ・早い行動と判断を心がける
  「土地は水物」で購入申し込みを決めたときには、
  すでに他の人が申し込みをしていることも多々ある。
  見つけたら即日現地で確認、ここだと思ったらすぐに申し込む気持ちが大切。

土地決定時の5つのチェックポイント
 ・周辺環境
  利便性はいいか・近隣トラブルはなさそうか

 ・面積・形状・高低差
  理想の家が建てられるか、土地の広さ・形状を確認
  敷地内の高低差、周辺の土地との高低差はないか

 ・境界
  境界が明確に決められているか、確定測量済みか

 ・インフラ・障害物
  上下水道や都市ガスの配管の埋設状況
  土地の敷地前や敷地内など障害物はないか

 地盤・災害リスク
  地盤改良の可能性有無
  災害リスク・ハザードマップ確認

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