【後悔しない】家づくりの流れ9ステップ!建築期間や注意点をわかりやすく解説

【後悔しない】家づくりの流れ9ステップ!建築期間や注意点をわかりやすく解説 注文住宅

「家づくりの具体的な流れを知りたい!」
「まずは何から始めればいいの?」
「期間はどれくらいかかるのだろう。」

注文住宅の建築をお考えの方で、以上のような疑問はありませんか。家づくりを始めたばかりでは、どう進めればいいのかわからないですよね。

そこでこの記事では、注文住宅を建てる工程を詳しく解説します。

  • 家づくりの流れ
  • 家づくりに必要な期間
  • 家づくりの注意点

特に家づくりを始めたばかりの方に読んでもらいたい内容です。

ぜひこの記事を参考に、効率的に家づくりを進めてください。

家づくりの流れ9ステップ

注文住宅が完成するまでに、たくさんの工程があります。

  1. 情報収集
  2. 資金計画を立てる
  3. 建築会社を選ぶ
  4. 土地を探す
  5. 建物の間取りと予算を決める
  6. 住宅ローンの事前審査を行う
  7. 土地・建物を契約する
  8. 詳細な仕様や設備の打ち合わせ
  9. 着工~引き渡し

9つの工程にわけて、ひとつずつ解説していきます。

1.情報収集

家づくりの最初のステップは情報収集です。「どんな家を建てたいか」を考え、イメージを固めるためにウェブサイトやSNSで調べてみましょう。

「とりあえず住宅展示場に行けばいいのでは」と考える方も多いですが、情報収集をせずに住宅展示場へ行くのはおすすめしません。なぜなら、基礎知識のない状態で特定のメーカーの話を聞くと、考えが偏ってしまいがちだからです。建築会社選びの選択肢が狭まる恐れがあります。

そこで、何から始めれば良いかわからない方はスーモカウンター」などの相談窓口を利用するのが良いでしょう。必要な知識を無料で教えてくれるので、イチから調べるのが苦手な方におすすめです。

初めの段階で家族と要望を共有しておくと、のちの打ち合わせがスムーズに進みます。情報収集と同時進行で家族会議も行いましょう。

2.資金計画を立てる

家を建てるにあたって最も重要なのが、予算決めとローンの支払い計画です。

無理なく返済できる金額を知るには、ウェブ上にある住宅ローンシミュレーションをしましょう。一般的な借入の目安は、年収の6~7倍と言われています。

しかし、多額の借入に関しては、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのが安心です。教育費用や老後資金なども踏まえてライフプランを作成してくれるので、ローン返済の不安を解消できます。

ローンを組む前にお金について勉強しておくと、商品を選ぶ際に理解と納得をした上での申し込みが可能です。基本的な住宅ローンの仕組みは必ず調べておきましょう。

3.建築会社を選ぶ

家づくりの要望と予算が決まったら、建築会社を探します。

気になるハウスメーカーや工務店があれば、来店予約をして積極的に足を運んでください。話を聞いて気に入れば、間取りと見積もりの作成を依頼しましょう。

てらまゆ
てらまゆ

来店予約していく方が、飛び込みで行くよりも丁寧に対応してもらえます。
予約は必ずしましょう。

また、家づくりの相談窓口やサービスを活用することで、知らなかった優良メーカーや工務店を紹介してもらえることもあります。紹介してもらうと優秀な営業担当がつくので、利用するメリットは大きいです。

なるべく複数の建築会社を比較検討して、相見積もりを取りましょう。値下げ交渉がしやすくなります。

4.土地を探す

土地がない場合は、建築会社が決まってきた段階で探し始めないといけません。通勤・通学のアクセスや周辺環境など、条件の優先順位を家族で話し合うのが大切です。

候補の土地が見つかれば、契約予定のメーカー「敷地調査」を依頼します。敷地調査とは、土地の面積や高低差、水道やガスの配管の有無を調べて、希望通りの家が建てられるかをチェックすることです。プロの目で購入してもいい土地か判断してもらいましょう。

土地の購入は早い者勝ちです。買付申し込みをした順で買えるかが決まります。条件の良い土地はあっという間に売れてしまうので、素早い判断と手続きが必要です。

5.建物の間取りと予算を決める

購入予定の土地に合わせて間取りを作成していきます。

打ち合わせの際に要望が決まってなかったり、家族間で意見が食い違ったりすると時間がかかりがちです。そのため優先したい要望を家族間で共有しておきましょう。

また、間取りが変われば建築費用も変わります。業者との打ち合わせの前に、希望の間取りと予算を考えておけば、予算が合わなかった際に変更の提案を受けやすくなります

注文住宅は、契約後の仕様決めで増額するケースがほとんどです。契約前に決めた間取りは後から変更もできますが、間取りの大枠が固まっていると、そこから大きく減額するのは難しくなります。

契約後に決める住宅設備やインテリアに予算を割きたいのであれば、部屋の数や面積など削れる箇所を考えておきましょう。

6.住宅ローンの事前審査を受ける

土地探しや間取り作成と同時進行で、借入予定の金融機関を絞り込み、事前審査を通しておきます。事前審査とは、年収や年齢、建築にかかる総予算などを提出し、借入可能な金額を本申込みの前に審査することです。

他のローンや借金があると審査に通らないことや、希望額を借りられない場合があります。ローンや借金を把握していない方もいるので、事前に確認しておいてください。

どの金融機関のローンを組むか、金利は固定か変動のどちらがいいかなど、個人のリサーチも重要です。営業担当者に任せきりではなく、自分でも調べて理解した上でローンに申し込みましょう。

7.土地・建物を契約する

土地と建物のプラン・予算が決まれば、いよいよそれぞれの契約を交わします。

土地の売買契約では、土地価格の一部である手付金を現金で払う必要があります。他にも印紙代などの諸費用が発生する場合は併せて用意しておきましょう。万が一、契約後に土地の購入をキャンセルしても、手付金は返ってこないため要注意です。

建築会社との契約は「工事請負契約」といいます。契約後のトラブルや違約金を防ぐために、契約書や重要事項説明書など各書類をきちんと読んでください。

また、住宅ローンの本申し込みも契約と同時期に行います。

8.詳細な仕様や設備の打ち合わせ

工事の準備を始めるため、契約後は細かな仕様の打ち合わせをします。具体的にはキッチンや風呂の仕様や、クロスなどインテリアの色決め、電気の設備の配置などを決めていきましょう。

てらまゆ
てらまゆ

決める箇所も多いので疲れがちですが、完成後にイメージが違うなどのトラブルが無いよう、妥協は禁物です。

また、契約時の見積りから設備のグレードを上げたり、増設したりして予算が大幅に増えるケースも少なくありません。優先順位をつけて、予算内に収まるよう調整しながら仕様を決めてください

9.着工~引き渡し

最終の仕様決定が終われば、いよいよ工事が始まります。着工前にはご近所へのあいさつや地鎮祭(土地の神様を祀り、安全を祈る儀式)を行うのが一般的です。

工事が始まってからの工程は、大きく分けて以下の4つになります。

  • 「着工」:基礎の立ち上げや1階の床を張る作業が行われる。
  • 「上棟」:1日で柱を立てて屋根を伏せる。上棟式をする会社もある。
  • 「竣工」:住宅の完成。引き渡し前に「竣工立ち合い」を行う。
  • 「引き渡し」:鍵と保証書を受け取り、引き渡し確認書にサインする。

引き渡し後のトラブルを避けるためにも、入居後すぐに不具合がないか改めてチェックしてください

家づくりにかかる期間はおよそ1年

注文住宅の建築に必要な期間は8〜13ヵ月程度かかります。プランの複雑さや土地の有無などによって異なりますが、トータル1年かかると想定てください

期間ごとに分けると以下になります。

  • 情報収集からメーカー探し:1〜3ヵ月
  • 土地探しから土地・建物の契約、詳細の仕様決めまで:3〜6ヵ月
  • 着工してから引き渡しまで:4ヵ月

土地探しから最終の仕様決定までは時間がかかるので、6ヵ月以上かかることも少なくありません。家づくりのスケジュールは充分に余裕を持たせましょう。

家づくりの注意点3選

ここでは、家づくりを今後進めていくにあたり、注意点をご紹介します。

  1. 入居日から逆算して動き始める
  2. 疑問や不安は必ず解消する
  3. 最終の仕様決定は何度もチェックする

3つの注意点を守ることで、後悔のない家づくりを実現してください。

1.入居日から逆算して動き始める

家づくりを始めてから入居までは平均で1年かかります。そのため、入居希望日の1年前から行動を始めるとスケジュールに余裕を持たせることが可能です。

例えば「お子さんの進学に合わせて引っ越したい」「転勤して忙しくなる前に入居しておきたい」などゴールが決まっていると、いつまでに何をするかが明確になります。

引っ越しのタイミングに間に合うように、早めに動きはじめましょう。

2.疑問や不安は必ず解消する

建築の専門知識は一般の人にとって難しいものです。しかし、打ち合わせや契約の際、わからないところはそのままにせず、理解ができるまで調べたり担当者に質問したりするよう意識しましょう。

難しいからといって担当者に任せきりにすると、あとから思わぬ不具合やトラブルが生じるリスクがあります。

特に営業担当者との相性は、家づくりのクオリティーに直接関わってくるため、気軽に要望を伝えたり、相談できたりする信頼関係を築きたいところです。

注文住宅はイチから自分で決められる分、打ち合わせも長期にわたり疲弊しがちですが、後悔が無いよう細かい疑問も都度解消していきましょう。

3.最終の仕様決定は何度もチェックする

着工前に確認する仕様書は、建材や設備を発注するためのものです。そのため、最終の仕様書にサインをすると変更が利かなくなります。

選んだ品番や仕様に違いはないかなど、細かいところまでチェックしておかないと、完成後のイメージと異なる恐れがあるため要注意です。

また換気口の位置など、わざわざ仕様書で確認しない標準設備も、どのように取り付けられるか確認しておきましょう。不便、見た目が悪いなどと不満が生じやすいポイントになります。

口コミなどで、実際に家を建てた後に後悔したことを、チェックしてみるのもおすすめです。

まとめ|家づくりは時間をかければ良いわけではない

注文住宅を建てるには、やることがとても多く、1年ほどの長期戦です。多くの方にとって人生で一度しか行わない、生涯住む場所を作り上げる作業となるでしょう。

そこで妥協して適当に決めるのは、後悔につながります。ただし、時間をかけるほど良い家が建つとも限りません例えば、人気エリアで何年待っても良い土地が出てこないのはよくあるケースです。間取り作成もこだわると無限に打ち合わせができます。

優先したい要望を家族間でよく話し合い、条件を取捨選択していくのが、家づくりをスムーズに進めるコツです。

この記事を参考に、効率的かつ後悔しない家づくりをしてください。

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